AIへのレビューを早くするコツ:マークダウンで記事を書こう
最近のAIの進化は凄まじく、記事の添削やレビューをお願いすることも多くなりました。
その際、本文をそのままコピペして投げる方法は手軽ですが、プラットフォームやチャットUIによって見た目が崩れたり、意図した構造が失われたりすることがあります。
また、AIが作成した文章をそのまま利用する場合も、フォーマットが崩れることがあります。
一方で、マークダウン形式(.mdファイル)で記事を手元に作成し、そのファイルごとAIに渡すと、AIは見出しや箇条書き、コードブロックなどの構造を理解した上で修正や提案をしてくれます。
WordPressやnoteもマークダウンを受け入れるため、そのまま貼り付けて反映できる点もメリットです。
以下では、具体的な手順と注意点、AIに渡す際のテンプレート例をわかりやすく説明します。
この記事のポイント
- マークダウンで記事を作るメリット
- AIに渡すときのフォーマット例(テンプレート)
- AIに依頼する時のプロンプトのコツ
マークダウンで書くメリット
- 構造が明確:見出しと本文をAIが誤解しません
- 移行が楽:WordPressやnoteにそのまま貼れます
- 差分管理が簡単:Gitで履歴管理できます
具体的なファイル構成(例)
body.md:本文(見出し、本文、画像プレースホルダを含む)meta.md:タイトル、ディスクリプション、キーワード
body.md のテンプレート例:
---
title: ""
description: ""
---
# 導入
(導入文)
# 見出し1
(本文)
# 見出し2
(本文)
<スクリーンショット>
meta.md のテンプレート例:
# スラグ
/sample-slug
# タグ(カンマ区切り)
AIへ依頼するときのベストプラクティス
1) ファイル一式を渡す
本文とメタ情報を別ファイルで渡すと、AIがタイトルやメタ説明を個別に最適化できます。
2) 目的と制約を明確にする
例:「ですます調で800〜1200字」「SEOキーワード:マークダウン 添削」など、出力条件を指定してください。
3) 差分で返してもらう
修正はdiff形式、もしくは変更箇所にコメントをつけるよう依頼すると確認が楽になります。
依頼プロンプト(テンプレート)
目的: ブログ記事の校正とSEO最適化
出力形式: マークダウン(変更箇所はdiff形式で、最終版も併記)
トーン: ですます調、読みやすさ重視
文字数: 800〜1200字
SEOキーワード: マークダウン 添削, AI レビュー
ファイル: body.md
【依頼内容】
1) 誤字脱字の修正
2) 見出しの改善案(H2,H3)
3) SEO観点でのタイトル案(上位5件)
4) メタディスクリプション(120〜160文字)
まとめ
マークダウン形式で記事を書くことで、AIによる添削やレビューがスムーズになり、WordPressやnoteへの移行も簡単になります。
ぜひ、マークダウンを活用して、効率的な記事作成を行ってみてください。
次回は、VS Codeでのマークダウン編集効率化術について解説します。

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